2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート女子銀メダリストで世界選手権を3度制した浅田真央(26)=中京大=が10日、自身のブログで今季限りの現役引退を表明した。
浅田真央の歩み
「全日本終えて、目標が消えた」 浅田真央ブログ全文
浅田は10日午後11時前にブログを更新。「突然ですが、私、浅田真央は、フィギュアスケート選手として終える決断を致しました」とつづった。
5歳でスケートを始め、女子では跳べる選手が少ないトリプルアクセル(3回転半)ジャンプを得意とした。15歳だった2005年のグランプリ(GP)ファイナルで優勝。年齢制限で06年トリノ五輪には出場できなかったが、バンクーバー五輪ではトリプルアクセルを決めて銀メダルを獲得した。
14年2月のソチ五輪ではショートプログラム16位と出遅れたが、フリーで自己最高の142・71点をマークし6位。3月の世界選手権では、日本選手として男女を通じて最多となる3度目の優勝を飾った後、「(進退については)ハーフハーフ」と話し、1年間休養した。
15年5月「試合が恋しくなった」と18年平昌五輪に向けて現役続行を宣言したが、左足を痛めるなどして16年の世界選手権は7位。今季も左足のけがに悩まされ、16年12月の全日本選手権は12位に終わり、世界選手権代表を逃した。
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